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未来をあげる

 生まれたくないのに 生まれ出たお前が
 苦しまないように 命もあげるよ

「生まれたくないのに、生まれ出たお前」って言葉ね、
私、キムがそう思ってたんじゃないかと思うんですよね。
なぜ、この国に生まれたのかって。エンジニアがそう思ってたように。

子どもは国も親も選ぶことができない。国を選ぶことができない悲しさは、
世界紛争で子どもが犠牲になっていくのをみると、痛いほどわかるだろう。

親の社会的環境もまた、そのまま子どもの社会的環境に引き継がれていく。
これは親の愛情を受けて育つこととは別次元の問題。
経済的な力、社会的な力が、自由に生きることを保障する。
前に日記に少し書いたけど資本主義社会というのは、
勝ち組と負け組をつくる社会。自由競争社会。
ホーチミン市にいる限り、タムはゴミクズ扱い。
客観的にみて、キムとクリスがもし親権をめぐって戦ったならば
クリスが親権を持つことになるだろう。それは子どものため。
キムがもし自分と一緒にタムを暮らさせようとするなら、
それは自分のためでしかない。
ただし、それはクリスがタムを愛してくれることが前提。
だから、キムはクリスが「与えてくれる愛」を信じるしかない。
「与えてくれる愛」嫌な言い方だけど、
それが、あの舞台での力関係。

親が愛していれば、経済力がつくわけでも社会力がつくわけでもない。
親の環境の与え方による部分が大きい。つまり愛情の発揮させ方が重要。
親の収入や社会的地位が高ければ、子どもはその階層の教育を受けられる。

わかりやすいのは、90年代の「ゆとり教育」。
国民全員が享受できる教育レベルが下げられ、
余った時間は、個人の自由に使えるようになった。
当然、子どもは自己管理能力が低いし、環境を選択することはできない。
子どもの頃の環境というのは、与えられるもの。
その結果、ある子どもたちはテレビやゲームの時間が増え、
ある子どもたちはいい大学に入るために、私立校や塾に行く。

もちろん、子どもに将来どのような生活をさせたいかという
将来的なビジョンは違っていい。誰もがいい大学に行く必要もない。
むしろ、今は個性にあわせた適職選択をフォローしてあげるべき。
大切なのは、彼らが大人になる過程で選択肢を与えられること。
社会の中でその子どもたちが自由に生きていくことができる
ポジションを、自らつかめるように。

 あげよう 私に無いもの 大人になってつかむ世界を 
 神の心のまま 望むもの選ぶの つかまえなさいチャンス
 命もあげるよ

子どもを本当に愛しているからこそ、未来をあげられる。
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