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ONかOFFのプライバシー

今、テレビみてビックリした。チップを右腕に埋め込まれている人が出てきたんですが、それを機械で識別すると、そのチップには本人のデータが埋め込まれているので、パソコン画面にそのデータが出てくるんです。外国の話で、まだ実用化はされていません。

セキュリティチェックを厳しくしなければならない原発施設などでの利用が考えられるそうです。
それを開発した会社の人は、企業からはGPS機能の要望もあるが、それも可能であって、実用化に向けて開発中であると、言ってました。

これは、やばくないか?

そんなもん埋め込まれたら、どこにいるかまるバレで、ものすごい監視社会じゃん。
監視する側が監視しやすいことだけを考えていて、監視される側の人の人としての尊厳はどこにいっちゃうの?
昔、映画で、どこに逃げても居場所がまるバレで、ヘリコプターが追ってくる話があったけど、それにそっくり。映画の名前は忘れたけど、ジーン・ハックマンが出てたと思う。

この話を聞きながら、昨日聞いた昔の話を思い起こした。
昔の人は、近所の人のことを今とは違ってよく知っているんです。私は一人住まい&仮住まい(つまり賃貸)のせいかもしれないけれど、挨拶程度で近所の人のことをほとんど知らない。でも、昔の人は近所のことをよく知っている。それだけ地域での付き合いが深い。そして、それぞれが住む世界が分かれていて、それを暗黙に了解しているんです。

住む世界が分かれているのを、すごくよく表しているのは、そこは温泉の町なんだけど、身分によって入るお湯が違うんです。ひとつの建物の中でも3ランクあるし、その周辺にも○○湯、××湯、とかあって、最後が馬湯。一見、「何、身分差別?」って思うかも知れないけれど、当然、代金も違う。つまり、金持ちからはたくさん取り、お金のない人は安い湯に入る。身分があったかも知れないけれど、みなが生きれるように考えられてもいた。

温泉は、町が経営していたから、戦争未亡人になった人たちの仕事の場所でもあって、学のある人は会計を、学のない人は背中流しをしたりした。その人の持つ能力に合わせて働けるようにしていた。それを忘れてはいけないと思う。

話を戻すと、顔は知っていても、住む世界が違うと、町で会っても声はかけてこないというのです。それは、なぜか。声をかけると、その人も自分と同じ世界の人間だと思われると迷惑がかかるから、と。いろんなことを知っていても、言わないでおくというルールもあったんです。

昔はプライバシーがなかった。確かにそうです。家の中に個室はなかったし、家の外、村の中でも、よその家のことをよく知っていた。でも、人間が自分の判断で人との間合いを決めることができた。人間同士のチクリ合いもあったでしょうが、人間同士の温かい配慮もあったと思う。

今度は、テクノロジーによってプライバシーが失われようとしている。
今度は、機械。ONかOFFかしかない。
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